高い効果

葉酸が最初に見つかったのはどこの国?

世界中では日々新しい栄養素が発見されています。
身近なものから特殊なものまで様々です。
ビタミンB群の一種である葉酸はサプリメントなどでよく見かけます。
ではこの葉酸とは、一体どこで誰に発見されたのでしょうか?

葉酸が最初に発見されたのはインドのボンベイです。
発見者はイギリス人産婦人科医ルーシー・ウィルス女史です。
もともと植物学の研究をしに南アフリカに行っていましたが、第一次世界大戦で帰国せざるを得なくイギリスに戻りました。
そこで、看護師になるためにロンドンメディカル女子校に入学し医学を学びました。

卒業後の1920年以降に頻繁に訪れたインドの繊維工場で女工が妊娠すると貧血を起こしてしまう事に気づき原因の研究を始めました。
彼女はこれが悪性貧血でないことを発見したのです。
当時は、この原因が感染症やビタミンAやビタミンCの欠乏症ではないかと考えられていましたが、関連性はありませんでした。
しかし、イギリス人になじみ深い酵母エキスから作られる栄養補助食品「マーマイト」を使った療法でこの種類の貧血に効果があることを発見しました。
また、ボンベイの住人の食事と同じものをアカゲサルに与えたところ貧血改善に効果があったのです。
当初は、サルに効果があった栄養素として「ビタミンM(monkey)」と名付けられたのです。

その後この栄養素がホウレンソウなどの葉の部分に多く含まれていることが確認され、「葉酸」と呼ばれるようになったのです。
英語面では「ffolate」と呼ばれています。

悪性貧血の予防改善だけでなく、細胞の新陳代謝を増進、血液をきれいにし循環器の健康を保ってくれます。
この栄養素の発見のおかげで、妊娠中の女性や赤ちゃん、沢山の人たちの健康が守られているのです。

このように、栄養素とは発見してくれる誰かがあってこそ日の目を見るのです。あの灼熱の国インドで発見された栄養素というのも意外かもしれません。
発見された軌跡を知ることによって栄養の効能だけでなく違った方向からの知識を深めることができるのです。